【WEB上で確定申告】e-Taxを利用するために必要な準備について

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マイナンバーカードの普及により、e-Taxを利用した確定申告が推奨されてきています。

実際に私もe-Taxを利用した確定申告を行いましたが、WEB上で簡単に済ませられるため、とても便利でした。わざわざ紙を印刷したり、税務署へ郵送・持参する必要もなく、全て自宅にいながら済ませることが可能です。

とはいえ、初めてe-Tax利用する場合、『やり方が分からない』『何が必要なのか?』と疑問に感じるかと思いますので、e-Taxを利用するために必要な準備についてまとめていきます。

目次

必要なものを用意する

まず、以下のものが必要となりますので、用意しましょう。

  • マイナンバーカード
  • ICカードリーダー

マイナンバーカードについては、私が実際に発行したときのことを書いていますので、これからマイナンバーカードを発行する方は参考にご覧ください。

マイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダーも必要となります。スマホにICカードリーダー機能があれば、代用することも可能です。お持ちのスマホが対応しているかは、スマホの製品詳細を確認すれば分かります。

スマホが対応していない場合は、ICカードリーダーを用意しましょう。

e-Taxを利用するための準備

e-Tax利用者識別番号を取得する

e-Taxを利用するために、「利用者識別番号」が必要となります。

「利用者識別番号」は、WEB上で申請することが可能です。この時点ではマイナンバーカードは必要ありませんので、ひとまず「利用者識別番号」だけ発行しておくことも出来ます。

STEP
「開始届出書」の作成をする

「e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナーを利用するに当たって」から、「開始届出書」の作成へ進みます。

  • 開始届出書(個人の方用)新規
  • 開始届出書(法人用)新規
  • 開始届出書(個人の方用)税理士等新規
  • 開始届出書(法人用)税理士法人等新規

上記から選択して進むことになりますので、ご自身に合った項目を選択しましょう。例えば、私のような法人化しておらず、税理士でもない個人事業主なら、「開始届出書(個人の方用)新規」を選択します。

STEP
必要な項目を入力していく
  • 氏名や住所などの個人情報
  • 管轄の税務署に関する情報
  • 暗証番号

上記の項目を入力していきます。

分かりづらい内容もないので、画面に従って入力していくだけです。

入力が終わると、「利用者識別番号」が表示されますので、メモするかスクリーンショットを取って保存しておきましょう。

利用者識別番号の発行

マイナンバーカードの利用登録をする

ここからマイナンバーカードが必要になりますので、発行が完了して受け取ったら進めていきましょう。

マイナポータルからマイナンバーカードの利用登録を行います。

PCなら上記のリンクからマイナポータルにアクセス、スマホならマイナポータルアプリをインストール。どちらにしても、「ログイン→利用者登録」の順に操作します。

画面に従って進めていくと、マイナンバーカードの読み取りとともに、「利用者証明用証明書の暗証番号」の入力を求められます。これは、マイナンバーカード受け取り時、ご自身で設定した4桁のパスワードのことです。

マイナンバーカードと暗証番号による認証が終わると、利用者登録に進めます。これ以降も、分かりづらい項目はありませんので、画面に従って進めていくだけです。

最終的に「利用者登録が完了しました」と表示されれば完了です。

「もっとつながる機能」でマイナポータルとe-Taxを連携する

マイナポータルとの連携ページにある「「もっとつながる」機能をご利用の方」という項目から、マイナポータルとe-Taxの連携を行うことが出来ます。

連携を行うと、マイナポータル内で、e-Taxに関わるお知らせ(確定申告の状況など)を確認できるようになりますので、ついでに設定しておきましょう。

e-Taxや会計ソフトを利用して確定申告を行う

e-Taxを利用する場合

「ご利用の流れ|e-Tax」に従って確定申告用の電子ファイルを作成→送信します。

e-Tax内には、いくつかのシステムがあり、それぞれ出来ることが違います。

確定申告は、「確定申告書等作成コーナー」もしくは、「e-Taxソフト(ダウンロード版)」から行えますので、使い方をよく読んで進めていきましょう。

会計ソフトを利用する場合

たいていの会計ソフトでは、確定申告機能が備えられています。

どこまで対応しているかは、会計ソフトによっても変わりますが、以下のどちらかです。

  • 確定申告用の電子ファイル作成のみ
    →作成した電子ファイルをe-Taxで取り込んで送信する必要があります。
  • 確定申告用の電子ファイル作成→送信まで
    →会計ソフト内の操作のみで送信(確定申告)が完了しますので、会計ソフトのみで完結します。

会計ソフトで完結すると超簡単なので、お使いの会計ソフトが対応しているか確認しましょう。また、会計ソフトを利用していない方でも、今後の手間を減らすために会計ソフトの利用を検討することをオススメします。

私は会計ソフト「MFクラウド確定申告」を利用して帳簿付けを行っており、確定申告も全て完結しましたが、1時間ほどで終わりました。特別な知識も必要なく、会計ソフトを操作するだけで全てやってくれるので、初めての確定申告でも困ることはありませんでした。気になった方は以下の記事をご覧ください。

まとめ:e-Taxを利用して確定申告の手間を減らそう

e-Taxを利用して確定申告を行うために必要な準備についてお話してきました。

e-Taxを利用しない場合、紙で提出することになります。郵送するのは手間ですし、持参すると混雑していることもあります。

その点、e-Taxを利用して確定申告を行うと、印刷して郵送や持参する手間がなくなることが大きなメリットです。

e-Taxを利用するにはマイナンバーカードが必要となりますが、一度作って環境を整えれば、翌年以降もWEB上で確定申告を済ませられるようになります。

確定申告は年に一度必ず行う必要がありますので、今後のためにもe-Taxを利用することを検討してみましょう。

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この記事を書いた人

【主な投稿内容】
・システムエンジニア経験
 →サーバーサイドコーディングがメイン
・ブログ運営
 →ブログを複数運営中、月収は1~3万程度
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 →中長期的な投資がメイン
・日常生活で利用した商品やサービスのレビュー

以上について、私の体験をもとに情報発信を行っています。
趣味は、アニメやゲームを消化すること。

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